介護施設の種類について~介護保険を利用して入る施設

2021.10.7

介護施設は種類が多く、耳慣れない言葉も多いためどのように選んだらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?ここでは介護保険が適用される施設の種類とその入居条件等を紹介します。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム・特養)

【入居要件】基本的に要介護3以上

【特徴】いわゆる「老人ホーム」。介護が必要な高齢者の住まいだが、現在は基本的に要介護3以上でなければ入所できない。費用負担は小さい。

【月額費用目安】8~12万円

【入りやすさ】難あり・待機者多い

介護老人保健施設(老健)

【入居要件】要介護1以上

【特徴】退院後に在宅に復帰するためのリハビリを目的とした入所施設。以前は特養と差のない、介護が主目的となっている施設も多くみられていたが、現在は短期での在宅復帰を求められている。

【月額費用目安】5~10万円

【入りやすさ】やや難

介護療養型医療施設(介護医療院)

【入居要件】要介護1以上

【特徴】医療依存度の高い高齢者のための入所施設。法的には廃止の方向であり、介護医療院や医療機能強化型老健へ移行中。

【月額費用目安】8~15万円

【入りやすさ】やや難

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

【入居要件】要支援2以上・認知症の診断・同一市町村に住民票

【特徴】認知症高齢者の残存能力を活かしながら共同で生活する施設。1ユニット(生活単位)の定員は5~9名と定められている。入居には医師による認知症の診断の他、施設と同一の市町村に住民票があることが必要。

【月額費用目安】15~20万円

【入りやすさ】普通(タイミングによる)

介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)

【入居要件】要支援1以上

【特徴】要支援1から入居可能で生活全般における支援、介護を受けることができる。費用は20万円程度からあるが、都内では入居一時金が数千万円のところも多い。介護費用については保険が適用される。

【月額費用目安】20~40万円

【入りやすさ】比較的入りやすい

まとめ

これらの5つの施設はいずれも入所と介護サービスがセットになっているものです。それぞれをまとめると

・特養は費用的には抑えられるけれど、要介護3以上でなければ入れず、空室待ちとなることがほとんど。

・老健は「リハビリ」が主としているが、入所期間が限られている

・介護医療院は医療的依存度が高い方の為の施設で「生活」よりも「療養」のための施設

・グループホームは、体は元気だが認知症で介護が必要な方を主な対象とした方の施設

・介護付有料老人ホームは比較的入所しやすいが、費用が高額

と分類することができます。

なお、いずれの施設も月額の料金は「居室料」「水光熱費」「食費」に相当する部分で、介護保険の適用はありません。介護保険が適用されるのはあくまでも入浴や排泄といった「介護」にかかる部分だけです。また、介護付有料老人ホームでは「上乗せ介護費」が月額料金や入居一時金によって設定されている場合もあります。