ハートライフ初生 涼を愉しむ七夕茶会 準備編

静岡県浜松市中央区初生町のサービス付き高齢者向け住宅ハートライフ初生では、七月七日に七夕茶会を催しました。今回は七夕茶会の様子を二回に分けてご紹介します。
第一回目は、お茶会で使用する抹茶の買い出しと七夕の飾りつけをご覧ください。

七夕茶会 抹茶を買いに「まるい園」へ
定期的に開催している季節の恒例行事に、抹茶会があります。
今回は、大正9年創業の歴史深い「まるい園」へ、お客様と作業療法士の職員と共に抹茶の買い出しに行ってきました。お店に入ると、ふわっと広がるお茶の香りにつつまれ、一瞬で優雅な気分を味わうことができました。お店の方の丁寧な説明を受け、みんなで当日参加する方の喜ぶ笑顔を思い浮かべながら、香り高い抹茶を購入することが出来ました。
まるい園では、とても貴重なお茶もいただきました。
今まで飲んだことがないお茶に、顔を見合わせ笑みがこぼれるほどで、ひと口含んだ瞬間、やわらかな旨みと繊細な甘みが広がり、心まで解きほぐされるような上質なひとときを味わうことができました。同時に、砂山町の歴史や商店街で開催されている「浜松サザンクロスほしの市」のお話も伺い、いつの時代も変わることない商店街の「食と暮らし」を感じる買い物となりました。
【まるい園】浜松市中央区砂山町357-22
七夕茶会 願いを込めて短冊作り
美味しい抹茶の準備が出来たら、次は会場に彩りを添える七夕飾りの準備です。短冊に願いごとをしたためて頂きました。最初は「願いごとなんて無いよ。」「なんて書けばいいの?」と口々に仰っていましたが、少し考えてすらすらと書かれていました。
「みんなが元気で過ごせますように」「みんな平和でありますように」など温かな言葉が並び、お客様の想いに触れさせて頂きました。
職員からは「ひとり一つ考えて下さいね。」とアナウンスがありましたが、書きあがったものを見せて頂くと、裏表に願いごとが2つ書いてある方もいらっしゃいました。短冊に書かれた前向きで優しい言葉にお人柄を感じました。
七夕茶会 七夕の飾りつけ
飾りつけでは、お客様自身が短冊に願い事を書き、笹に飾ることで季節感を楽しんでいただけました。手指を使った細かい動作や、立ち上がり・移動動作を伴う場面もあり、自然とリハビリ要素を取り入れることができました。「昔を思い出して楽しい」「願いが叶うといいね」と笑顔が見られ、機能訓練にもつながる充実した時間となりました。
お客様のコメント
90代女性「抹茶を買いに行けて楽しかったわ」
90代男性「短冊に願いをこめたよ」
90代女性「高いところに短冊つけたら何だか背が伸びた気分よ」
担当者のコメント
七夕飾りを通して、季節の行事をお客様と一緒に楽しむことができました。
お客様と一緒に作った飾りが施設を華やかに彩り、夏の訪れを感じられる素敵な時間になりました。
七夕茶会にむけてお客様と一緒に抹茶の買い出しに行ったことも、今回の楽しみの一つでした。少し離れた町まで美味しい抹茶を求め出掛けたのですが、車内では会話が弾み、普段見られない一面も垣間見られたことが印象に残っています。
まるい園の店主さんの丁寧な説明に耳を傾けながらいただいたお茶も、とても香り深く清らかで、飲むほどに余韻が長く続き、まさに貴重なお茶で特別な一杯をありがとうございました。
次回の投稿では、七夕茶会の様子をお伝えいたします。どうぞ楽しみにお待ちください。
このイベントを行っている老人ホームは
ハートライフ初生(浜松市中央区・サービス付き高齢者向け住宅)

