2025.5.14
アクタガワの介護

「元気に過ごすこと」と「勉強すること」~プレミアムハートライフ大岩 お客様の声~

今回お話を伺ったお客様

A様 80代 要介護1

ご主人を亡くされた後、お一人で暮らされていましたが帯状疱疹のため入院。入院生活によって足の筋肉が弱まり、病院では車いすで移動されていました。自宅に戻って生活することが難しいということから、2024年10月にプレミアムハートライフ大岩へ入居となりました。

A様にプレミアムハートライフ大岩での暮らしや生活の上で楽しみにしていること、今後の目標についてお話を伺ってきました。

入居の決め手

プレミアムハートライフ大岩への入居は姪御様のご尽力がきっかけでした。ご入院を機に「一人では生活が難しい」という状況となり、24時間見守りのある安心できる場所をということで当施設に入居に至りました。長年の一人暮らしから施設での生活へと大きな環境の変化がありましたが、「良いことの方が多かった」とA様は笑顔で話してくださいました。

「自宅では自分で3食用意しないとだけど、食事の用意をしなくていいのがとても大きかった」

お一人暮らしの時は生協などで注文して週に1度宅配をしてもらっていたそうですが、自分が何を注文したか忘れて同じものを何度も頼むということもあったそうです。その負担がなくなっただけでも、入居の価値を実感されたということでした。

それ以外でも、A様がここに来て良かったと感じられたことがいくつもありました。

施設で見つけた新しい楽しみ

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声 プレミアムハートライフ大岩 お客様の声

施設の中での楽しみをうかがったところ、午後の時間に行われる「書道」や「お花を楽しむ会」を特に楽しみにしていると仰っていました。

書道は外部講師の方がお見えになり、季節に沿ったお題を持ってきてくださるそうです。出来栄えを講師の方が講評してくださるのが良いと仰っていました。毎週月曜日に行っており、毎回とても楽しみにされているそうです。

また、お花を楽しむ会も外部講師の方が季節の花々を持ってきてくださり、フラワーアレンジメントを楽しまれているとのことでした。生けたお花はお部屋の洗面台のところに置いておくそうで「ふとした時に目に入るのがいい」と仰っていました。 

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声プレミアムハートライフ大岩 お客様の声それ以外でも、A様は季節を感じられるレクリエーションにも積極的に参加されています。桜餅づくりでは他のお客様と交流を深めながら楽しく作られたそうです。

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声プレミアムハートライフ大岩 お客様の声施設内活動である手芸クラブにも参加されています。以前編み物を教えられていたというお客様が講師となってくださり、和気あいあいとした雰囲気で楽しく活動に励まれています。

日常に彩りを添える「花水木」での時間 

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声A様がプレミアムハートライフ大岩の中で最も気に入っているというのが、『cafe&tea room花水木』です。こちらは1階にあるカフェスペースで、お客様が自由にご利用いただけます。コーヒーを飲みながらゆったりとした時間を過ごせる空間となっております。

大きなガラス窓で囲われているため生活感を感じさせず、外の庭にもきちんと手が行き届いているため眺めていて楽しめるそうです。花水木からは施設内に植えられている『河津桜』が良く見ることができ、入居してから初めて見る河津桜は綺麗だったと仰っていました。

A様は玄関に飾ってあるお花もお好きということで、お花を愛でてから花水木へ行かれるのがいつものコースになっているそうです。

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声

花水木では普段何をされているのかお聞きすると、少しはにかみながら「お手紙を書いたり俳句を作ったりしているの」と教えてくださいました。昔から行われている俳句づくりは現在も趣味として続けているそうで、落ち着いた空間で集中して楽しめるのが嬉しいとのことでした。

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声また、花水木で行われるイベント行事も楽しんで参加されているそうです。「春カフェ」という喫茶店をイメージしたイベントでは自分で好きなケーキを選ぶことができ、とても楽しかったと仰っていました。

プレミアムハートライフ大岩 花カフェのご様子はこちら

思いがけない出会い

A様は社会科の先生をされており、定年まで高校教師として勤められました。当時は女性の社会科教師は珍しく、ご苦労も多かったと振り返られます。

そんなA様の隣室には、なんと同じく社会科の先生だった方が。まさかの共通点に驚かれたそうです。

「非常に読書家の方で、何を読んでるの?と聞いたらニーチェを読んでいたの!私なんて教材としてやっと読んだくらいなのにね」

偶然の出会いが、また新たな刺激になっているようです。ご自身も「もっと本を読まないと」と笑ってお話しくださいました。

大きな目標である「ランチ会復帰」

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声ご入居当時、A様にはひとつの大きな目標がありました。それは「俳句の会の友人たちと月に1度のランチ会に参加すること」

長年、俳句の会でご一緒してきたご友人4名とのランチ会は、A様にとって大切な生きがいでした。しかし入院により体力が落ち、一時は参加できない期間が続いてしまったそうです。それはA様にとってとてもショックな出来事だったようです。

しかし施設に入居されてからは職員見守りのもと、規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事で体力も回復。また、日々のレクリエーション活動への参加や他のお客様と交流することで精神的にも回復できたようです。ついに2025年3月、念願のランチ会に復帰されました。久しぶりのランチ会はとても楽しかったと目を細めてお話してくださいました。

「気の合う人たちでね、会うと話が盛り上がるのよ」

ランチ会のお話をされている時のA様の表情は、とても穏やかで嬉しそうでした。施設での規則的で安全な生活の甲斐あって、A様の生きがいである「ランチ会の参加」を叶えることができました。今月の予定もすでにカレンダーにしっかり書き込まれていて、楽しみにされている様子がうかがえました。

「元気に過ごすこと」と「勉強すること」

プレミアムハートライフ大岩 お客様の声ランチ会への復帰という目標を叶えたA様に、次の目標を伺いました。答えは2つ。

ひとつ目は「これからも元気に過ごすこと」。日々ペダル漕ぎなどの軽い運動を行い、健康に気を配っているそうです。食事も3食きちんと召し上がり、入浴は職員の介助のもと安全に行われています。

ふたつ目は「勉強すること」。お隣の読書家の方の影響もあり、「私も本を読んで勉強しないと」と意欲的に語られていました。インタビューの最後に、最近詠まれたという俳句を披露してくださいました。

「ダービーの 一位の馬の 目がしずか」

動物がお好きというA様は、テレビで競馬が流れていた時につい見入ってしまったといいます。自分で馬券を買ったりということは興味はないけれど、さすが1位になる馬は落ち着いていて目が静かだと感じて詠まれたということでした。少し照れながらも、情景が目に浮かぶような一句は、長年培ってこられた感性が表れており、深く印象に残りました。

施設への入居は、趣味や生きがいを失うことだと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしA様のお話からは、施設の中でも「今までの生活の延長線上にある日々」を大切にしながら、新たな楽しみや出会いを見つけていけることが伝わってきました。

安心して暮らせる環境の中で、楽しみを見つけながら好きなことを続けること。それが豊かな暮らしに繋がるのだと、A様の穏やかな笑顔が教えてくれたように思います。

有料老人ホーム_静岡

この老人ホームの詳細

プレミアムハートライフ大岩(静岡市葵区)

有料老人ホーム_静岡