老人ホームの種類と違い・入居の条件で考える選び方

2022.7.25

一言で老人ホームと言っても特養やサ高住、グループホームなど様々な種類があります。特に民間施設の施設では運営の方針によって大きく異なります。また、高齢化が進んだことで介護が必要な方、元気な方それぞれを対象とした施設にも違いが出ています。ここでは老人ホームを選ぶ際に知っておきたい施設の種類について説明します。

介護が必要な方向け施設

老人ホームの種類

介護が必要な施設では、職員の介護を受けなければ生活に支障が出る場合に入居できます。基本的には介護保険で要支援から要介護と判定されている方を対象としています。

公的施設

介護保険の基本となる以下の3つの施設は社会福祉法人や医療法人によって運営されています。

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設・特養)

介護保険制度以前よりある要介護高齢者のための入居施設が特別養護老人ホームです。「特養」とも略されますが、介護保険制度上では「介護老人福祉施設」というサービスを利用します。2015年より基本的に要介護3以上の方でなければ入居できなくなりました。費用負担が有料老人ホームと比べ小さい抑えられるため、入居希望者が多く、希望してもすぐに入居できるとは限りません。
ポイント:要介護3以上が入居可・入居待機となることが多い

介護老人保健施設(老健)

医療法人が運営し、退院後に在宅生活に復帰するためのリハビリを目的とした入所施設です。要介護1から5の方が対象となります。リハビリ病院で機能回復のリハビリを行った後に老健では生活機能の回復を目的としたリハビリを行います。かつては特養と同じように介護が主目的となっている施設も多くみられていましたが、現在は制度上でも、リハビリを主目的として明確化されるようになったため、短期での在宅復帰が求められています。
ポイント:リハビリのための施設・入居できる期間が限られている・対象は要介護1以上

介護医療院

介護医療院は長期的に医療的ケアが必要な方の為の入所施設として、平成30年にそれまでの療養病床に、生活施設としての機能を付随させ他施設として法制化されました。医療的ケアが目的となる施設であるため、レクリエーション等は他の施設の方が充実していると言えます。

介護医療院は介護療養型医療施設の廃止を視野に入れて設立された施設類型で、生活機能を重視しています。現在は介護療養型医療施設から介護医療院への転換が進んでいます。

ポイント:医療的ケアが必要な方の長期療養が可能な施設・対象は要介護1以上

民間施設

有料老人ホームの定義は「老人福祉法」に規定されており、「高齢者が1人以上入居する賃貸住宅で、入居している高齢者に入浴・排せつ・食事の介護、洗濯や掃除等の家事、健康管理、食事の提供などのサービスのうちいずれか1つ以上を提供している住宅」となっています。
有料老人ホームは株式会社等の民間での運営が可能なため、独自性のある運営がなされています。
サービス付き高齢者向け住宅の中には、要介護の方を対象として運営している施設もあり、食事等の提供をしているものは有料老人ホームとしても定義されています。

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは厚生労働省の定める有料老人ホームのうち、介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けているものを指します。入居対象は要支援1から要介護5となっています。
食事の提供、排泄の介助、入浴の介助、健康管理他の生活全般の支援を介護保険で行っています。価格帯はやや高めですが、介護職が入居者3名に対し1名以上の配置が規定されており、看護師もいるため安心した生活が可能です。
アクタガワの介護付き有料老人ホーム プレミアムハートライフは、五感の生活と生活リハビリをコンセプトとして運営しています。
ポイント:要支援から要介護まで入居可

アクタガワの介護付有料老人ホーム プレミアムハートライフの詳細はこちら

プレミアムハートライフ大岩

住宅型有料老人ホーム

施設としては食事等の提供を行いますが、その他の介護を、介護事業所を併設して、その機能をフル活用して介護が必要な高齢者の生活を支えます。生活保護者も入居可能な低価格施設から、クリニックが併設され医師もいるような超高級施設まで種類は様々です。低価格の施設では介護付き有料老人ホームと比較すると、重度化した際の対応が困難な場合があります。
ポイント:低価格から高級まで様々・介護保険の在宅サービス等を活用

サービス付き高齢者向け住宅

高齢者住まい法の基準により登録され、国土交通省と厚生労働省が管轄となる高齢者向けの住宅がサービス付き高齢者向け住宅です。もともとのサービスは介護相談と安否確認、緊急対応のみですが、介護事業所の併設などによりサービスを充実させることで、要介護の高齢者の受け入れを可能としています。
住宅型有料老人ホームと同様に、低価格の施設から高級施設まで様々です。
アクタガワの運営するサービス付き高齢者向け住宅のハートライフは介護事業所併設で、介護付き有料老人ホームに近い暮らしができるようにサービスが整えられています。
ポイント:低価格から高級まで様々・介護保険の在宅サービス等を活用

アクタガワのサービス付き高齢者向け住宅 ハートライフの詳細はこちら

有料老人ホーム_藤枝

グループホーム

正式名称を「認知症対応型共同生活介護」と言い、認知症高齢者のための専門施設です。基本的には、「体は元気だけれど認知症で介護が必要」な方の為の住まいで、要支援2~要介護5の方が対象です。入居者同士で協力し、調理、洗濯、掃除等を職員と一緒に行うことで、できる限りの自立した生活を目的とする特徴的な施設です。介護保険制度では「地域密着サービス」と位置付けられ、住民票が同一の市町村にある方しか入居できません。また、看護師の人員配置が求められていないため、医療的処置がある方の入居は難しいと言えます。費用は特養と有料老人ホームの中間的な価格であることが多いと言えます。
アクタガワのグループホームのハートフルホームは生活リハビリを行っており、共同生活の中で行う家事の中にリハビリを組み込み、入居者の身体機能の維持向上に取り組んでいます。
ポイント:認知症専門の施設・要支援2~要介護5の同一市町村に住民票

アクタガワのグループホーム ハートフルホームの詳細はこちら

ハートフルホーム厚原

元気な高齢者向けの施設

老人ホームの種類

介護を必要としない高齢者向けの施設もいくつか種類があります。

公的施設

軽費老人ホーム

60歳以上で自立生活に不安のある方を対象とした施設で、A型(食事つき)、B型(食事なし)、C型(食事・生活支援つき)の3つがあります。A型、B型は、今後の新たな開設予定はありません。C型はケアハウスとも呼ばれており、介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けているものもあります。(特定施設入居者生活介護の指定を受けている場合は入居対象が要支援から要介護の介護認定が必要となります。)有料老人ホームに比べ費用が安く抑えられることから希望者が多く、待機期間も長いと言えます。
ポイント:費用は安いが入居には時間がかかる

民間施設

住宅型有料老人ホーム

元気な方を対象とした住宅型有料老人ホームは数多くありますが、基本的には高級施設で、設備やアクティビティ、サービス等が充実した施設が多いです。介護付き有料老人ホームと同一建物で、介護が必要となった際は、介護居室に移るよう求められる施設もあります。
ポイント:高額だが設備やアクティビティ、サービス等が充実

サービス付き高齢者向け住宅

高齢者専用の住宅として制度化されたサービス付き高齢者向け住宅は、元気な高齢者にも安心な住まいと言えます。バリアフリー構造でいつでも介護や健康相談ができるスタッフがおり、さらに緊急時の対応も可能です。
ポイント:一人暮らしでも安心な環境の高齢者専用住宅

健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームとは介護の必要がない高齢者専用の老人ホームで、数は非常に少ないです。設備やアクティビティは充実していますが高額で、セカンドライフを楽しみたい高齢者向けの施設と言えます。
ポイント:元気な方専用の施設で数が少なく、高額

入居条件で考える老人ホームの選びかた

老人ホームの入居条件

老人ホームを選ぶ際の最初のポイントは大きく4つに分けられます。①入居対象であるか②希望する地域やリッチであるか③入居費用を賄えるか④その他医療などの希望する条件
これらを大まかに決めてから施設を選ぶことになります。

入居要件

施設の種類や運営方針により入居要件が満たせない場合があります。特別養護老人ホームやグループホームのように介護度や住民票の所在地など、法令で定められている入居要件もあります。民間施設は比較的要件が広く設けられているので入居しやすいですが、費用面がネックとなることがあります。

立地

グループホームのように法令で入居できる市町村が限られている場合以外は入居する地域は選ぶことが可能です。元気な方が自分の入る老人ホームを選ぶ際は観光地の温泉付きの施設を選ぶことも自由です。
しかし介護が必要な方の場合は、家族が様々な対応をしなければならないケースがあるので、住み慣れた自宅の近くか、ご家族が住む近くの施設を選ぶことをお勧めします。

費用

費用についてはパンフレット表記の価格だけで利用できないことを念頭に置く必要があります。表記価格以外の料金についてシミュレーションし、年金や貯蓄等を考慮しながら検討する必要があります。
有料老人ホームの費用の詳細についてはこちらのページで説明しています。

医療状態他、施設により異なる様々な条件

その他の入居の条件として医療状態が挙げられます。要介護、自立の介護状態の他に必要となる医療行為によっては対応できない施設も少なくありません。入居される方の医療状態から対応可能な施設であるか確認しておく必要があります。
その他にも夫婦部屋の施設、部屋にトイレのある施設といった設備やサービスなど個々の事情に合わせて選ぶ必要があります。

専門家への相談をお勧めします

老人ホームの種類は数が多く、また民間施設は運営方針により受け入れ基準もことなるため、病院の相談員やケアマネジャーでも選ぶことは難しいと言えます。こちらの記事を参考に、近くの施設や気になる施設を調べてみると良いでしょう。また、アクタガワのぺんぎん介護サポートセンター(外部リンク)では施設の種類についての説明やお勧めできる施設についてもご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

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