プレミアムハートライフ小鹿公園前　花祭りレク

1 「灌仏会」の準備と塗り絵を展示
2 甘茶を掛け、参拝の様子
3 甘茶と上生菓子提供
4 お客様のコメント
5 担当職員のコメント
6 このイベントを行っている老人ホームは

プレミアムハートライフ小鹿公園前では、4月8日に「花祭り」のレクリエーションとして、お釈迦様の誕生日をお祝いする行事「灌仏会」を行いました。実際の灌仏会では、様々な草花で飾った花御堂の中で、甘茶を満たした乾物桶の中央へ安置した誕生仏像に、柄杓で甘茶を掛けて祝うそうですが、当施設ではオリジナルの灌仏会を行いました。その後には、甘茶と花祭りらしい和菓子をお客様に召し上がっていただきました。今回は、その様子をご紹介させていただきます。

「灌仏会」の準備と塗り絵を展示

ベテラン職員の「花まつりをやりたい」という一声から始まった今回のイベント企画ですが、若い担当は「灌仏会とは何か？」とインターネットで調べるところから準備が始まりました。

少しでも本物の灌仏会に近づけるようにと見よう見まねで会場準備をしました。玄関飾りやお客様作成のお釈迦様の塗り絵を飾り、大きな皿の中心にはお釈迦様の像と花祭りにふさわしい、カーネーション・アルストロメリア・フリージアなどの色とりどりの花を飾りました。さらに、お香を焚くことにより雰囲気づくりをしました。きっと良いリラクゼーション効果が得られたと思います。

甘茶を掛け、参拝の様子

お客様に、釈迦像に甘茶を掛けて参拝を行っていただきました。柄杓を持ち甘茶をすくい、像に掛ける動作や車いすから立ち上がりお辞儀をする動作には、リハビリ効果も期待できます。なにより、手を合わせるお客様の表情が真剣そのものだったことが印象深いです。このような季節行事を施設にいながら体感し、今後も情緒豊かな生活を送っていただければと思います。

甘茶と上生菓子提供

※食事中の為、マスクを外して撮影しています。

参拝後には甘茶を飲んでいただきました。「甘茶を飲むと無病息災になる」という言い伝えがあるそうです。甘茶だけでは寂しいと思い、花祭りらしい和菓子を4種類用意し、お客様に選んでいただきました。桜、菜の花、山ツツジ、たけのこの上生菓子です。

お客様のコメント

80代女性「私はこの行事知らないねえ。」

80代女性「東京にいた時お寺でやったことありますよ。天上天下唯我独尊でしょ。」

担当職員のコメント

当施設内で「灌仏会」を行うことが初めてでしたので、企画した段階では色々と不安な気持ちがありました。多くの職員からもらったアイデアを集めて、一つの形にする事ができ、達成感を味わいました。結果、見た目も華やかで香りも良く、何よりお客様に喜んでいただけたことが大変励みになりました。これからも、上質なレクリエーションを提供できるようにしたいと思います。