アクタガワの生活リハビリとは?
アクタガワの生活リハビリでは「腕を上げる」「足の曲げ伸ばし」といった“機能の向上”だけを目的とするのではなく、本人、ご家族様の「箸を使って食事する」「歩いて買い物に行く」といった希望に沿い、日常生活の“「○○したい」の実現”を目標として、アセスメントを基に個別プログラムを作成します。
個別プログラムの実施結果は科学的データを基にしながら目に見える形で評価します。
効果が実感できるから、「○○したい」を「○○できる」に変わるまで続けられる。
それがアクタガワの生活リハビリです。
監修:常葉大学
健康科学部 静岡理学療法学科
教授 青田安史 先生(株式会社アクタガワ スーパーバイザー)
医療にて行なう一部分に特化した機能向上を目指すのではなく、生活全般の日常動作をリハビリと捉え、「普段どおりの生活」を再び取り戻すためにご本人・ご家族と共に考えていくことを目指しています。
医療リハビリ
治療・訓練による特化した機能回復
生活リハビリ
日常生活動作全般(食事・入浴・排泄・掃除・洗濯・料理など)をリハビリと捉えた機能維持・向上
個別プログラム スタッフが自宅に訪問して生活環境を確認しながらアセスメントを行い、個別プログラムを作成します。 |
日常生活 = リハビリ 日常生活動作の中に個別プログラムを組み入れることで、日常生活動作そのものがリハビリテーションになります。 |
リスク管理 事前にリスク管理他の特別研修を受けたスタッフだからリスク管理も安心。 |
これまでの経験をもとに「地域」「デイサービス」「家庭」の日常生活のなかで実現可能な「役割」を提案します。一人ひとりの身体状況や自宅での生活環境にあわせ活動プログラムを提案・実施・効果確認していきます。
自分で出来ることを増やしたい方
もう一度趣味を楽しみたい方
よく転んでしまう方
家族との外出をおもいっきり楽しみたい方
※一人ひとりの状態に合わせた実現可能な目標を設定します。
アクタガワの生活リハビリでは、アセスメントとして、リハビリテーション分野の世界的標準のADL評価方法である「FIM」を導入しています。
『FIM』は『Functional lndependence Measure』の略称。
『機能的自立度評価法』と訳され、日常生活における基本動作が自分で行えるかを評価するものです。
本人の生活を客観的に数値化でき、効果判定にも使われます。
18項目(運動項目 13、認知項目 5)で構成され、1~7段階の点数をつけます。
自立していれば、満点の126点となります。
アセスメントに沿って生活リハビの個別プログラムを作成します。
一人ひとりに合わせて必要なメニューを作成し目標達に向けて、リハビテーション専門職と生活リハビスタッフが見守り、指導します。
下記のトレーニングメニューは一部です。
バランス・動作練習 | 股関節 | 膝関節 | 足関節 |
---|---|---|---|
寝返り(両手組み) | 股屈曲 | 膝屈伸 | 足指グーチョキパー |
起き上がり | 腸腰筋ストレッチ | 大腿四頭筋セッティング | 足底背屈 |
重心の前方移動 | ブリッジ | 大腿四頭筋ストレッチ | タオルギャザー |
体幹回旋 | 股伸展・大殿筋強化 | 膝伸展筋強化 | つま先立ち |
骨盤前後運動 | 中殿筋強化 | 膝屈曲 | かかと立ち |
骨盤左右運動 | 股外転 | 下肢伸展拳上 | 下腿三頭筋ストレッチ |
肩関節 | ひじ関節 | 手・指関節 | 体幹トレーニング | その他 |
---|---|---|---|---|
上肢拳上 | ひじ屈曲 | 手掌背屈 | 骨盤傾斜 | 前胸部・背部ストレッチ |
肩屈曲 | ひじ伸展 | 手指屈伸 | へそのぞき | 側胸部ストレッチ |
肩外転 | ひじ伸展(腹臥位) | 手指外転 | 腹筋強化 | 体幹回旋ストレッチ |
肩甲骨内外転 | ひじ伸展筋強化 | 前腕回内外 | 腹斜筋強化 | 上肢の空中壁押し |
肩伸展 | ひじ屈伸(自己他動) | 手指の内外転 | 背筋強化 | 立ち上がりブロック |
肩外転 | ひじ屈伸抵抗運動 | 母指対立運動 | 腰椎伸展 | 口すぼめ呼吸 |
この他、100種類以上のトレーニングメニューから個別プログラムを作成します。
股外転
肩甲骨内外転
下肢伸展拳上
ブリッジ
生活リハビリでは日常生活動作を行っていく中で、筋力や関節可動域の維持・向上が図れます。
ただ筋力増強運動を行うだけでなく、実際に動作に結び付け、重力や日常生活上で体にかかる負担を感覚受容器や筋肉に刺激として加えることで、より有用なリハビリを行うことが出来ます。
例として「トイレ動作」では「立ち上がり」、「立ち姿勢を保持する」「ズボンを下げる」等に動作を分けることができ、その動作の中には次のような運動が含まれています。
トイレ動作の中の生活リハビリ
立ち上がり
立ち姿勢を保持する
ズボンを下げる
● 筋力のリハビリ
● 膝伸展筋強化
● 股関節伸展筋強化
● 下腿三頭筋強化
● 背筋強化
● 足首周囲の筋強化
● 足底の感覚促通運動
● 膝関節の荷重感覚を促通
● バランス反応の促通
● 重心の前後左右運動
● 重心の前方移動
● 感覚のリハビリ
● 膝伸展筋強化
● 股関節伸展筋強化
● 下腿三頭筋強化
● 背筋強化
● 足首周囲の筋強化
● 足底の感覚促通運動
● バランス反応の促通
● 重心の前後左右運動
● バランスのリハビリ
● 手の把握運動
● 肘屈曲筋強化
● 肘伸展筋強化
● 肩伸展筋強化
● 肩屈曲筋強化
● バランス反応の促通
● 立位姿勢を保持する
● 座位姿勢を保持する
● (体幹筋の協調運動)
● 骨盤の左右運動
リハビリテーション専門職が生活リハビリスタッフと一緒に自宅に訪問し、ケアプランや本人、ご家族様の希望(「○○したい」)を確認しながら身体状況を確認、身体機能のレベルを事前評価します。
アセスメントをもとにリハビリテーション専門職が生活リハビリ個別プログラムを作成します。
作成した個別プログラムに沿ってトレーニングや生活リハビリを実施します。
トレーニングの結果を姿勢測定器などにより定期測定します。
リハビリテーション専門職が測定データやFIMをもとにトレーニングの効果を検証。ケアマネジャー、本人、ご家族に報告します。
生活リハビリ
リハビリテーション専門職が個別トレーニング以外にも、日常生活動作の中に個別プログラムを組み入れることで、日常生活動作そのものがリハビリテーションになります。
個別プログラム
リハビリテーション専門職(PT・OT)が生活リハビリスタッフ(介護職)と共に自宅に訪問して生活環境を確認しながらアセスメントを行い、トイレ動作などのADLや家事などのIADLに関する本人の生活行為能力を把握し、個別プログラムを作成します。
リスク管理
生活リハビリスタッフは事前にリスク管理他の特別研修を受けます。また、事前にリハビリテーション専門職、看護職より、個別の予後予測に基づくリスク等のアドバイスを受けます。医療の視点に基づく利用者の身体や病状の変化を踏まえた状況を把握することにより、ターミナルを含む重度の要介護者に対してもリスク管理を基にした適切な介護を実施するとともに、緊急時においても適切な対応が可能となります。さらに適切な福祉用具の整備、社会資源の活用などの双方の視点から多面的なアプローチも可能となり、より効果的な自立支援が行えます。
短時間のリハビリデイサービスは数多くありますが、「本当は運動苦手なんだよね」という方や
「リハビリは疲れるから大変」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方にオススメなのがケアリラクゼーション&フィットネス。デイサービスで楽々リハビリしながら、心地よいひと時をお過ごしください。
要支援・要介護状態で疲れた体を理学療法士指導のセラピストがほぐすフットリラクゼーション
看護師によるフットケアでは爪のお手入れも。
安全に歩行できるようサポートします。
理学療法用機器のウォーターベッドマッサージ器は適度な水圧が全身の疲れを癒します。(ハートフルホーム清水銀座のみ)
日常生活動作の中で、生活に必要な動作をトレーニングする生活リハビリ
生活リハビリだけでは物足りなさを感じてしまう人には、4種類のフィットネスマシンをご用意。
トレーナーが一人ひとりの状態に合わせ、無理のない、続けたくなるトレーニングとなるよう指導します。
運動の後は、喫茶コーナーで一休み。
ハートフルホーム八幡のデイサービス、生活リハビリ八幡の施設内をご覧いただけます。
ケアリラクゼーション&フィットネスは、短時間で利用できるデイサービスです。無理のないリハビリと心地よいひと時をお過ごしください。
ご利用時間(清水銀座の場合)
午前の部 | 午後の部 | ※1日利用の場合 |
9:30~12:35 | 13:30~16:35 | 9:30~16:35 |